20 Mar 2016

ナンバーセブン117のご紹介です。

昨年の春頃からチラチラと紹介していました、ナンバーセブン117ですが、こうしてやっと、ご紹介のタイミングとなりました。

本機の作り込み自体は最初から狙いがハッキリとしていた為そうは難しいものではありませんでしたが…。これがまた特殊なリップ形状のせいで、製造上の問題の解決策に時間を割いておりました。とはいいましても、これから発売までの間も、時間の許す限り確認作業は怠りません。 


【ネーミング】 ネーミングの由来は、ブランド立ち上げから、7個めにモデリングしたプロトである事と、頭を上にして、ボディR側を正面に見た時のシルエットが数字の”7”のように見えるという偶然が重なって、このネーミングとなりました。ついでにシャレで、サイズも117と末尾が”7”になっております。

また、このサイズに至ったもう一つの理由と言いいますか、経緯というのが正しいのか、、開発当初は110mmにするか115mmにするか…。このミノーの性能を必要と感じた時期が時期だけに、この5mmの差には、思いのほか頭を悩ませました。

でも、ここでおかしな事に気付くと思います。110mmか115mmにするかで悩んでいた筈が、どうして117mmになったのか?

これはルアーサイズの表し方なのですが、一般的に(?)リップ付きはリップ長を含まず、リップレスはその全長で表記がなされていると思います。

そこで、本機の1stモデルは、やはり一番に力を発揮してほしい時期での活躍を期待し、リップを含む全長の117とする事にしたのです。その結果、ボディのみで計測すると、「107.65mm」と中途半端な数値になっています。つまり全体的には120mmクラスに見えますが、ボディ単体では110mmサイズクラスに見えると言うことになります。(ややこしいですね(^^;)





【スペック】 全長:117㎜(リップ含む)重量:約13g フックは#4の2フックタイプ。リング:#4

【潜行深度】 まだ正確な計測ができていませんが、フリル同様か以浅です。

【細身のシルエット】 最初に必要性を感じたキッカケが”バチ絡み”のシーズンにあった為です。その際に行った比較検証の結果、やはりシルエットの大切さを再認識したからでした。だからと言ってバチ用ルアーの枠に収めてはおりません。

【アクション】 デッドスローではロールが強めでありながら、ピッチの緩いウォブンロールとなっています。(表現が難しい!)スピードを上げる毎に左右への蛇行が加わります。早巻きでも簡単にヒックリかえったり、飛び出す事はないですが、どちらかというと動きを止めようとする感じがあります。本来この辺は調整を入れるのですが、このルアーに限ってはスピーディーにガンガン使うタイプではありませんので高速引きのアクションはこれ以上は求めるつもりはありません。




【リップ形状:横】本機最大の外観的特徴ではないでしょうか。この後ろに反り返った形状の意味は、リップ裏に発生する気泡を軽減するため。


【リップ形状:正面】上に向かって広がる形状は決して奇をてらった訳ではなく、第一に飛距離への貢献が目的。軽いボディながらその飛行スピードの速さはこのリップの効果でしょう。引き抵抗を発しながらも、潜行力を抑える為の仕組みで(別の力へと変換する)、要は矛盾点をクリアーした結果と言う事になります。


このミノーもフリルドスイマー同様、シャローランナーに分類されます。フリルから引き継がれているのは引いた距離に対しレンジを下げない事。そして本機に加えられたのは、アップストリームでの使い勝手。細身シルエットに飛距離。早春のコロコロ変わるややこしい時期の経験が発端で、3シーズンを経て形になったミノーでした。フリルとの組み合わせは同レンジでの釣技に幅が持たせられるものとなります。”早春” ”アップストリーム” ”引き抵抗”この辺のキーワードが目に付きますが、それは性能の一部分を必要な分だけ拡大したものであって、専用性をピンピンに尖らせた訳ではありません。あらゆる場面で表層を釣る為の普遍的な能力はもちろんの事、対ストリーム用シャローミノーとして、ドアップでも浅い層を維持したままでのナチュラルドリフト(頭の向きは下流)から、クロス及びダウンクロスでのドリフトを得意としているシャローランニングミノーと言うことになります。